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コンタクトレンズの基礎知識

コンタクトレンズの歴史

コンタクトレンズとは、皆さんもご存じのとおり、視力矯正を目的として、目の角膜に接触させて使用するレンズのことです。さて、今では当たり前のように私たちの生活に溶け込んでいるコンタクトレンズですが、その「歴史」について少し勉強してみましょう。

世界で初めてのコンタクトレンズは、1887年、ドイツの生理学者「オーゲン・フィック」によって作られたとされていますが、じつは1508年には、あの「レオナルド・ダ・ヴィンチ」がすでにそのアイデアをまとめていたという話もあります(俗説ですが)。

1887年にオーゲンによって作られたコンタクトですが、初めて私たちの生活の中に登場したのはもっと後のことで、1932年、イギリスの医療機器メーカーが市場に導入し、それがアメリカで広まったのが最初だと言われています。当初は、「ガラス製」のレンズが採用されていましたが、「割れる」などの危険性もあったため、1940年、アメリカで「完全プラスティック製のレンズ」が登場したのです。

日本でのコンタクトレンズの登場は1951年のことであり、今ではコンタクトの老舗メーカー、「メニコン」の創業者である「田中恭一氏」が、初めて日本国内で商品化したのです。

しかし、この当時はまだ「ハードレンズ」しかなかったんですね。初めてソフトレンズが登場したのは1971年のことであり、アメリカのメーカーによって開発されました。今では、多くの人が「使い捨てレンズ」も使用されていると思いますが、使い捨てレンズの歴史はまだ浅く、初めて市場に登用したのは1988年のことだったのです。

それにしても、初めてコンタクトレンズを装着した人の勇気には頭が下がりますね。「ガラス製のレンズ」を「目」に入れるんですよ。世紀の大発明の裏には、研究者の皆さんの「勇気」が隠されていたんですね〜。


コンタクトレンズの「メリット」「デメリット」

コンタクトレンズは、直接「目」に接触して使用するもので、「メガネよりも便利だ」というメリットもあるのですが、その反面、デメリットもあるんですね。そこで、コンタクトレンズの「メリット」と「デメリット」について勉強しておきましょう。

まずメリットですが、メガネのように「頻繁な付け外し」が必要なく、また、「レンズが曇る」ということもありません。さらに、「付けている感覚がない」というのも大きなメリットですね。日常生活にほとんど支障がないまま、視力矯正が出来るのは嬉しい限りです。

また、「左右で視力が違う」という人も多いと思いますが、この場合、メガネでの強制は少し難しいのです。左右で違う度数のレンズをメガネに採用すると、どうしてもメガネ全体のバランスが崩れてしまい、付けている時に「違和感」を感じたりするのです。しかし、コンタクトの場合は直接「目」に接触させるため、左右で視力の違う人にはオススメだと言えるでしょう。

一方、デメリットですが、直接「目」に装着するため、目にかかる負担はメガネよりも圧倒的に大きいと言えます。また、レンズの管理方法などを間違えると、目に大きなダメージを与えてしまうこともありますし、「結膜炎」などの炎症を引き起こすこともあります。

また、目の「角膜」には血管がなく、角膜への酸素供給は「涙」で行われるんですね。目が潤んでいるのは、「乾燥を防ぐ」という意味もありますが、それ以上に「角膜への酸素供給」という重要な役割を持っていたのです。

ところが、そこにコンタクトレンズを付けてしまうと、どうしても涙による酸素供給が難しくなり、角膜へのダメージも十分に考えられるのです。最近では、「酸素透過性(水分や酸素を通す)」に優れているレンズも販売されていますが、それでも「付けていない状態」に比べると圧倒的に目への負担が大きいことを考えておきましょう。

さて、上記のデメリットを考えると、やはり「目への負担」が大きなキーワードになりそうです。この場合、「レンズを清潔に保つ」、「注意書きを守って使う」、「酸素透過性の高いレンズを選ぶ」などの方法でデメリットを解消し、快適なコンタクト・ライフを送ることが大切なんですね。


コンタクトレンズと「目の乾燥」

「コンタクトレンズをしていると、どうしても目が乾く」ということがあります。私もコンタクトレンズを愛用していますが、やはり「目の乾燥」は大きな「悩み」の1つですね。そこで、「コンタクトと目の乾燥」について勉強してみます。

そもそも、目が潤んでいるのは、「目の乾燥を防ぐ」という役割もありますが、それ以上に「角膜へ酸素を送っている」という、かなり重要な役割を持っています。人間の目の角膜には「血管」がありません。したがって、血液を通して酸素を受け取ることが出来ないんですね。そこで、角膜は目に溜まっている「涙」に含まれている酸素を受け取っているのです。

そこにコンタクトレンズをしてしまうと、どうしても涙が角膜にいきわたらず、「酸素不足」に陥ることがあるんですね。これは困ったものです。酸素がなければ、「体内組織」として生きていくことが出来ません。だから、「酸素をください!」と警告を発する意味で、コンタクトを付けると目が乾燥するのです。つまり、あの乾燥は「角膜からの警告」なのです。

ここで目の乾燥を「我慢」してはいけませんよ。せっかくの警告ですので、それにはちゃんと従っておきましょう。最近では、コンタクトレンズを使用している人への「目薬」がたくさん発売されています。皆さんは、数ある目薬の種類の中から、何を基準にして選んでいるのでしょうか?眼科の先生に勧められたものを使っているという人も多いですが、自分で選ぶときは、ぜひ「酸素」という言葉をキーワードにしておきましょう。

もう一度言いますが、目の乾燥は「酸素をください!」という角膜からのメッセージですので、「潤せば良い」という考えではなく、「酸素を供給する」という目的で目薬も選んでおきたいものです。


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